ID 3303
ユニット名 【星の巫】ネト
CV 入江 麻衣子
レアリティ ☆6
最大Lv 140
タイプ シャーマン
属性
HP 7323 2800 10123
攻撃力 2583 1040 3623
防御力 1645 400 2045
スピード 2595 550 3145
リーダースキル 天真爛漫な子供
戦闘開始から1ターンの間ダメージ無効
フォーススキル1 タマ、とつげき
Lv. 10 味方全体のHP5%×3回消費し、光属性の1201%単体攻撃。防御力無視。
CT 12
フォーススキル2 きらきらすごーいの
Lv. 10 味方全体のHP5%×3回消費し、光属性の1201%単体攻撃。防御力無視。
CT 12
特殊能力 闘争本能[強] / 追撃キラー / [強]古獣キラー
主な入手方法 通常進化
進化・契約前 【朧星】ネト
通常進化
進化素材
幻獣契約1 【幽星のしるべ】ネト
契約素材 【恙の気】ツツガミ×1、【白い妖精】トムテ×1、【小鯨】セタセアン×1、100000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2022年12月6日
ユニット紹介 『いいよ! みんなで一緒にいよう!』

ネトには妖魔が近寄らない。
この事実に気づいた人々は、
すぐに彼女と共に暮らしたいと言い出した。
妖魔の脅威に怯えるこの時代の人々にとって、
ささやかな力でも縋りたかったのだ。

人々の申し出に対して、ネトの守りを任された
キクヅキは初めのうち渋った。
しかし、当のネトはあっさりと受け入れてしまった。
むしろ積極的に、困っている者がいると
自分の周囲に住ませてしまったのである。

人を増やすのもほどほどにしとけ。
人間は集団になるとろくなことをしない。

人間の数が100を数えるほどになった頃。
とうとうキクヅキはネトにこう警告を発した。
するとネトは、不思議そうに首を傾げる。

『みんないいひとだよ?
 おばさんは優しいし、
 おじいちゃんも物知りだし……。』

そのまま、村の住民たちの良いところを
次々と列挙していくネト。
思いのほか村人たちのことを見ていた彼女に、
キクヅキはそのまま押されてしまう。

『それに……、
 たくさん人がいるのってあったかくて
 いいなぁって思ったの。』

このままでは駄目だと反論しようとするキクヅキは
ネトが零した思い出に口をつぐんでしまった。

ミカボシと出会った後のネトは
村に届けられたものの体よく追い出された。
妖魔から身を守る術が少ない人間に、
身内以外の人間を気にかける余裕などなかったのだ。
お母さんとお父さんのところに帰りなさい。
村の大人にそう言われたらネトの家族はもういない。
帰る場所などなかった。
その日はどこへ行けばいいのかわからず、
日が暮れるまで村の周囲をウロウロしていた。
薄暗い闇の中に家の中から漏れる灯りと、
それに照らされた見ず知らずの人々の顔が
おぼろげに見える。
自分もそこに加わりたいが、それはかなわない。
足が地面に縫い付けられたように離れられず、
夜空に瞬く星の下、
ネトはその場に丸くなって眠った。

だからだろうか。
自分がその中にいるのがとても心地よかった。
あの時焦がれた場所にいるのが、
暖かくて幸せな気分になれた。

『だからね、キク。お願い!』

キクヅキに両手をあわせて頭を下げるネト。
キクヅキはネトの姿を見て、紡ごうとした言葉が
喉の奥へと引っ込んでいくのを感じた。

お前は本当に馬鹿だよ、

大きなため息をつきながら、
キクヅキが静かに零した言葉に、
ネトは顔をほころばせた。

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