detail

ＩＤ	3054
ユニット名	【孤独を司る者】カシエル
ＣＶ	宮崎遊
レアリティ	☆6
最大Lv	140
タイプ	神
属性	火

ＨＰ	6600	＋	2400	＝	9000
攻撃力	2580	＋	1020	＝	3600
防御力	1600	＋	400	＝	2000
スピード	2590	＋	610	＝	3200

リーダースキル	天使を率いる翼
	[神]のユニットのクリティカル率を70%アップ

フォーススキル1		あなたに翼を捧げます
Lv.	10	火属性の366%全体攻撃。防御力無視。スキル後、対象の敵が攻撃力3ターン100%アップ。
CT	4	火属性の366%全体攻撃。防御力無視。スキル後、対象の敵が攻撃力3ターン100%アップ。

フォーススキル2		極超新星
Lv.	10	敵単体に火属性54%の防御無視10連撃。スキル後、対象の敵が防御力3ターン100%アップ。
CT	4	敵単体に火属性54%の防御無視10連撃。スキル後、対象の敵が防御力3ターン100%アップ。

特殊能力	ギア[15] / 2回行動[強] / 飛行 / リバースキラー / [強]重戦士キラー

主な入手方法	通常進化

進化・契約前	【能天使】カシエル

通常進化	－
進化素材	－

幻獣契約1	【贖罪の翼】カシエル
契約素材	【能天使】パワーズ×1、【炎神】アグニ×1、【炎塊】ヴァルムルージュ×1、100000ゴルド

幻獣契約2	－
契約素材	－

幻獣契約3	－
契約素材	－

幻獣契約4	－
契約素材	－

幻獣契約5	－
契約素材	－

実装日	2022年1月6日

ユニット紹介	見て、カシエル。ソレイユが小さな花を指さし微笑んだ。花の女神が生み出した新しい花だろうか。白い花が俯くように咲いていた。彼女は彼に花を見てもらいたかったようだが、彼は花を愛でながら柔らかい微笑を浮かべる彼女の横顔に気を取られるばかりだった。彼女に花の感想を求められてはじめて花を見る。カシエルは少し考え込んだ後、答えた。ソレイユ様がかわいらしいと仰るのであれば俺の意見だって当然同じです、と。彼女は何かを言い淀んだ後、少し考え込んでいたようだった。それからというものソレイユはこれまで以上にカシエルに色々な景色を見せて回った。そしてどこを見ても、最後には必ずカシエルに感想を求め、彼もまた同じように答えた。ソレイユ様がそう仰るのであれば俺の意見だって当然同じです。そしてその答えを聞くたびに彼女は幾度となく少し寂しいような心配するような色を瞳に浮かべた。カシエルに彼女の意図はわからなかったが彼女が求めているものを自分が与えられていないのだということだけはわかった。彼女にそんな想いをさせているのが自分であるということに強い焦燥感を覚えたが、どうしたらいいかカシエルにはわからなかった。悶々とした日々を繰り返していたある日、いつものようにソレイユに誘われて向かった先でついにカシエルは答えにたどり着いた。どこまでも続く水面。風に揺られて白く泡立つ波間。沈みゆく太陽がその一面を紅に染めている。水平線の向こうでちらちらと光が返る。何かが水面を跳ねているようだ。 2対の、あれは生き物だろうか。戯れるように跳ねながら並び立って水面を進んでいく。ここからは海が見えるの。海ははじめてみるわよね。ソレイユが声をかけた。カシエルははっとしてソレイユに向き直る。彼女を差し置いて景色に現を抜かした自分の不躾け行動を大いに恥じながら。しかし、彼の意に反して彼女は満面の笑みを浮かべ彼を見つめていた。彼女はうれしそうに尋ねた。カシエルは何を見ていたの、と。彼は彼女の反応に戸惑いながらも自分が見つけた2対の生き物について報告した。先を期待するような彼女の瞳に気づき、なんとなく、心に浮かんだ言葉を付け加えた。懐かしいような親しみを感じると。その言葉を聞き、彼女は一層明るい表情を浮かべた。そしてあれは「イルカ」というのだと教えてくれた。歩行の代わりにああして踊るように跳ねる生命だと。これまでと違い、自分の答えを受けて嬉しそうに語りつづける彼女に彼は問いかけた。彼女が喜んでいる理由について。カシエルの好きなものを知りたかったの。彼女は笑顔を浮かべながらそう答えた。夕日に照らされたその顔は喜びに満ちていて、そしてその表情は、その言葉は、その感情は彼のためだけに向けられたもので……。その情景に、言葉に、彼は一瞬時の流れを忘れた。使命感から生じる感情以外の、彼の魂にある感情を知りたかったのだとソレイユは続けて語ったが、語りかけた当の本人は先程の情景で思考が塗り潰され耳に入らなかった。水平線の先に太陽が沈み切ったころ彼はようやく意識を取り戻した。『ねえカシエル。あの深い海の底には　地上にはいない色々な生命がいるんだって。　いつか一緒に見に行こうね。』深く青く静かな世界。踊るように跳ねるたくさんの生命。そして傍らにはソレイユがいる……。自らが作り出した美しい想像に打ち震えながら彼は固く固く約束した。

ユニット紹介

見て、カシエル。
ソレイユが小さな花を指さし微笑んだ。
花の女神が生み出した新しい花だろうか。
白い花が俯くように咲いていた。

彼女は彼に花を見てもらいたかったようだが、
彼は花を愛でながら柔らかい微笑を浮かべる
彼女の横顔に気を取られるばかりだった。

彼女に花の感想を求められてはじめて花を見る。
カシエルは少し考え込んだ後、答えた。
ソレイユ様がかわいらしいと仰るのであれば
俺の意見だって当然同じです、と。

彼女は何かを言い淀んだ後、
少し考え込んでいたようだった。

それからというものソレイユはこれまで以上に
カシエルに色々な景色を見せて回った。
そしてどこを見ても、最後には必ずカシエルに
感想を求め、彼もまた同じように答えた。

ソレイユ様がそう仰るのであれば
俺の意見だって当然同じです。

そしてその答えを聞くたびに
彼女は幾度となく少し寂しいような
心配するような色を瞳に浮かべた。

カシエルに彼女の意図はわからなかったが
彼女が求めているものを自分が与えられて
いないのだということだけはわかった。

彼女にそんな想いをさせているのが
自分であるということに強い焦燥感を覚えたが、
どうしたらいいかカシエルにはわからなかった。

悶々とした日々を繰り返していたある日、
いつものようにソレイユに誘われて向かった先で
ついにカシエルは答えにたどり着いた。

どこまでも続く水面。
風に揺られて白く泡立つ波間。
沈みゆく太陽がその一面を紅に染めている。

水平線の向こうでちらちらと光が返る。
何かが水面を跳ねているようだ。
2対の、あれは生き物だろうか。

戯れるように跳ねながら
並び立って水面を進んでいく。

ここからは海が見えるの。
海ははじめてみるわよね。

ソレイユが声をかけた。
カシエルははっとしてソレイユに向き直る。
彼女を差し置いて景色に現を抜かした自分の
不躾け行動を大いに恥じながら。

しかし、彼の意に反して
彼女は満面の笑みを浮かべ彼を見つめていた。

彼女はうれしそうに尋ねた。
カシエルは何を見ていたの、と。

彼は彼女の反応に戸惑いながらも
自分が見つけた2対の生き物について報告した。

先を期待するような彼女の瞳に気づき、
なんとなく、心に浮かんだ言葉を付け加えた。
懐かしいような親しみを感じると。

その言葉を聞き、彼女は一層明るい表情を浮かべた。
そしてあれは「イルカ」というのだと教えてくれた。
歩行の代わりにああして踊るように跳ねる生命だと。

これまでと違い、自分の答えを受けて嬉しそうに
語りつづける彼女に彼は問いかけた。
彼女が喜んでいる理由について。

カシエルの好きなものを知りたかったの。

彼女は笑顔を浮かべながらそう答えた。
夕日に照らされたその顔は喜びに満ちていて、
そしてその表情は、その言葉は、その感情は
彼のためだけに向けられたもので……。

その情景に、言葉に、彼は一瞬時の流れを忘れた。

使命感から生じる感情以外の、
彼の魂にある感情を知りたかったのだと
ソレイユは続けて語ったが、語りかけた当の本人は
先程の情景で思考が塗り潰され耳に入らなかった。

水平線の先に太陽が沈み切ったころ
彼はようやく意識を取り戻した。

『ねえカシエル。あの深い海の底には
　地上にはいない色々な生命がいるんだって。
　いつか一緒に見に行こうね。』

深く青く静かな世界。
踊るように跳ねるたくさんの生命。
そして傍らにはソレイユがいる……。

自らが作り出した美しい想像に打ち震えながら
彼は固く固く約束した。

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