ID 3002
ユニット名 【殲滅神】ドゥルガー
CV ???
レアリティ ☆6
最大Lv 99
タイプ
属性
HP 4040 1000 5040
攻撃力 2580 860 3440
防御力 1640 400 2040
スピード 2590 450 3040
リーダースキル 闘争を司りし者
戦闘開始から1ターンの間ダメージ80%減
フォーススキル1 デーヴィー・マーハートミャ
Lv. 10 敵全体に無属性20%の11連撃。天候[狂]クリティカル時ダメージ1、非クリティカル時ダメージ2.0倍。
CT 5
フォーススキル2 ヴィカラーラー
Lv. 10 自身のスピード3ターン80%ダウンし、光属性の328%全体攻撃。超高確率攻撃力50%ダウン。
CT 5
特殊能力 1の祝福[10] / 先制 / 先制キラー / [強]マリーンキラー
主な入手方法 幻獣契約
進化・契約前 【匡正】ドゥルガー
通常進化
進化素材
幻獣契約1
契約素材
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 [サンドラの異常現象の経過調査報告書より]

地道な説得と住民たちとの交流活動が実り、
我々はついに寺院への立ち入りを許可された。
シューニャ族以外の者が来訪を許されるのは、
実に数十年ぶりであるという。
そこで我々は、ある高齢の僧侶と遭遇した。

寺院でも最高齢であるという彼は
今年で齢120に達すると告げた。
にわかには信じがたいが、
皺に埋もれた身と炯炯とした眼差しは
そうだと思わせるだけの凄みがあった。

我々は寺院の許可を得て、
彼から貴重な証言を得ることができた。
以下は、その会話を文字に起こしたものである。
なお、通訳を介してのやり取りであったため
僧自身の言葉ではないことに留意いただきたい。

[ある僧侶との会話記録]

はじめまして、○○さん。
早速ですが、お話を伺ってもよろしいですか?

『あなた方は客人です。
 こんな爺でよければ答えましょう。』

では、今回の異変についてです。
○○さんは何が原因だとお考えですか?

『シューニャ族の伝承に伝わる黒い窓。
 ギルサニア帝国で言うところのカオスが、
 この異変の原因でしょう。』

やはりそうでしたか。
カオスについては我々も発表を聞いて驚いています。
この脅威に対応するため、神々が行動を起こしたのが
今回の異変だということですね?

『仰るとおりです。
 創造と命の神ブラフマー、
 太陽と秩序の神ヴィシュヌ、
 嵐と破壊の神シヴァ、
 水と浄化の神サラスヴァティ。
 これまでに4柱もの神々が歪みつつある輪を
 戻すべく行動を起こしました。』

歪みつつある輪……とは一体なんでしょう。

『シューニャ族の輪廻転生の概念については
 ご存知ですか?』

はい、シューニャ族の方たちから
概要は聞き及んでいます。

『ありとあらゆるものは生まれては滅びを繰り返す。
 植物は芽吹き、花を咲かせ、種を残し枯れる。
 人間は子を生み、命を喰み、死して大地へ帰る。
 それは我々が住む世界も例外ではありません。
 命が生まれては終わると、次の命に託す。
 遥か昔から回り続ける尊い流れ。
 黒い窓は、この循環を歪ませる存在であると
 記されております。』

循環を歪ませる……? そのどのように?

『具体的なことは何とも言えません。
 ですが文字通り解釈するなら
 植物は芽吹かず、花は咲かず、種も残さず。
 人間は子を生まず、命を喰まず、死なず彷徨う。
 循環は壊れ、停滞した世界となる。
 そうして世界は穏やかに
 死んでいくのではないでしょうか。』

なるほど……。
神からのそうした啓示でもあったのですか?

『いえ、この寺院に伝わる伝承の内容と
 異変の内容が一致していただけのことです。
 大いなる神々は我々に直接言葉を
 発するようなことはありません。』

ですが、霊峰で失明した方は……。

『彼らは神々の多いなる御業を
 垣間見えているに過ぎません。
 神々が憂慮するのは
 循環する輪そのものですから。』

なるほど……。
それでその伝承によれば世界は
今後どうなっていくのでしょうか?

『最後に動き始めるのは、
 女神ドゥルガーであるとされています。
 勇壮なる神獣を従えた戦いの神です。』

その女神はどのようなことを……?

『詳しいことはわかりません。
 その先の伝承は失われてしまったのです。』

それは残念です。
事態を解決する手掛かりを得たかったのですが……。

『解決する、ですか。
 それはいささか傲慢な考えでしょう。
 人間にできることは、自らの運命を
 穏やかに受け入れることだけです。』

(そう告げた僧侶の顔は、
 微睡むように穏やかなものであった。
 世界の危機を前にしてこの態度は、
 彼らの死生観を象徴しているようだった。)

では我々はただ傍観すべきだと仰るのですか?
私達が会った青年は言いました。
「最後の柱の神の腕にすがるかは汝ら次第。」
その言葉の意味するところは、
私達は運命を選べるということではないでしょうか。

『あなたはそう解釈するのですね。
 私には神々の慈悲、憐憫のように思えます。』

憐憫?

『……およそ1000年前、
 此度と似たような異変が起きましたが、
 それもしばらくして鎮まりました。
 当時の僧侶が異変について調べていくうち、
セントレア大陸のある国が滅ぶ頃に始まり、
 統一戦争が終結した後、
 鎮まったことに気づいたそうです。
 これは私の推測に過ぎませんが、
 かの統一戦争は黒い窓と何かしらの
 関連があったのかも知れません。』

統一戦争の影にカオスが、ですか。
それが神々の慈悲と憐憫にどう繋がるのでしょう?

『分かりませんか? 想像つきませんか?
 世界を破滅へと誘う脅威、未曽有の危機であると
 かのギルサニアの第一皇子も言いました。
 命のあり方を歪ませるほどの存在との戦いに
 従来の戦法は通じるとお思いですか?
 理論は通るでしょうか? 話は出来るでしょうか?
 相手は常識の枠組みの外に在るものです。
 戦いは困難を極めるでしょう。
 死力を尽くさねばならないでしょう。
 数年、あるいは数十年続くかも知れない。
 ましてや終わりがあるかすらわからない。
 そのような相手に、
 我々人間が犠牲なく勝てるとお思いですか?』

……仮に1000年前の統一戦争に
カオスが関わっているとするなら、
人間はそれを退けたということです。
可能性は、あると思います……。

『ええ、無論あるでしょう。
 ですが神々がその道程はかの白き霊峰を登る以上に
 困難だと告げているように思えてならないのです。
神々は試練を与えるだけではありません。
 憐れみと慈愛をもって救うこともあるのです。
 ……その御心が、かの青年の言葉だと思います。
 ですが人々がその御心に反する道を選ぶのなら、
 それもまた一つの結末なのでしょう。』

そう、ですか。
なら人間がカオスと戦う道を選んだと伝われば
女神ドゥルガーも鎮まるでしょうか?

『それはどうでしょう。
 神々にとって人の意など取るに足りないこと。
 人の意を汲むなど、ありはしないのです。』

[僧侶との会話記録は以上]

(c)BANK OF INNOVATION 該当画像の転載・配布等は禁止しております。