ID 2989
ユニット名 【夢吸蝶】ネクタレーヴ
CV ???
レアリティ ☆6
最大Lv 99
タイプ シーフ
属性
HP 5700 1800 7500
攻撃力 1202 300 1502
防御力 2508 1200 3708
スピード 2551 400 2951
リーダースキル 妖夢の羽ばたき
全てのユニットの攻撃力を30%アップ
フォーススキル1 虚構の鱗粉
Lv. 10 味方全体のHPを35%回復し、状態異常を回復する。
CT 3
フォーススキル2 淡色の翅
Lv. 10 HP50%消費し、味方単体のスキルクールタイムを5ターン短縮する。
CT 0
特殊能力 1の祝福[5] / 飛行
主な入手方法 通常進化
進化・契約前 【蝙蝠蝶】ネクタレーヴ
通常進化
進化素材
幻獣契約1 【夢幻の翅】ネクタレーヴ
契約素材 【悪魔司書】エンプシア×1、【古代鳥】ヴィフラテイル×1、【血喰い】ブラドイーター×1、100000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 それはある日突然夢に現れた。
白い翅を持ち鬱陶しく飛び回る羽虫。
気がつけば男の視界の隅にいつも紛れ込んでいた。

見ようとすれば逃げ回り、
ならば見まいとすれば視界の隅に現れる。
男はそれがどうにも気に障り、ある日意を決し、
徹底的に追いまわすことにした。

ひらりひらりとこちらを嘲笑うように
逃げ回る姿がなおのこと憎たらしかった。

怒りに気を取られ走り回るうちに、自分がかつて
暮らしていた街並みの中にいることに気がついた。
そこにはかつて己を虐げた存在もいた。

己を馬鹿にした女。
己の秘密を密告した薄汚い男。
己を執拗に責め立てた傲慢な男。
己の自由を奪った高圧的な男。

彼らに脅威を抱くことは微塵もなかった。
そして何故か、ここでは何もかもすべてが
自分の思うようにできるという確信があった。

そして、かつてと同じように思い知らせ、
かつては叶わなかった口を塞ぎ、
自分がそうされたように牢に閉じ込めた。

何もかもが自分の望むように動いた。
自分を責めたてた過去の世界を正して回った。

ひとしきり満足した男は
心地よい疲労感とともに家路を辿った。
そして、懐かしく、もはや男には見合わない
小さすぎる寝台に違和感も抱かず横になった。

暖かな布団に包まり、夢であることを忘れまどろむ。
虚ろな目でふと横を見ると、自分に寄り添うように
寝台に腰掛け、こちらに微笑みかける女がいた。

彼女は髪をなでつけるように優しく男の頭をなでた。
心を満たす安心感とその懐かしい匂いに、
自然と男の目から涙がこぼれた。

男の口から堰を切ったように言葉が突いて出た。
自分がいかに酷い目にあわされてきたか。
あいつらがどれほど卑劣な存在であったか。

幼い頃、母親と行っていた寝る前の儀式のように
男は彼女に自身の半生のすべてを語った。

彼女は男のすべてを赦してくれた。
その目はかつての母親のように慈愛に溢れていた。

これはまさに夢に違いなかった。
しかし、目覚めなければならない理由など
男にはもはやなかった。

外の世界は決して自分を赦してはくれない。
何故そんな誤りに満ちた世界に戻らなければ
いけないのだろうか。

自分が必要とするものはすべてここにある。
男は頭は多幸感で痺れ、いっぱいになっていた。

そして男はそのまま、
都合のいい庇護者の腕に抱かれた。
あたたかくやわらかな甘い抱擁は、
男を包み込み、もう二度と離しはしない。

視界の隅で羽虫の翅にじわりと夢がにじんだ。

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