ID 2864
ユニット名 【維持神】ヴィシュヌ
CV ???
レアリティ ☆6
最大Lv 99
タイプ
属性
HP 6040 2000 8040
攻撃力 2580 660 3240
防御力 1640 400 2040
スピード 2590 450 3040
リーダースキル 静穏を司りし者
戦闘開始から1ターンの間ダメージ80%減
フォーススキル1 アミターユ
Lv. 10 火属性の166%全体攻撃。超高確率麻痺。スキル後、自身に1ターン麻痺を付与。
CT 4
フォーススキル2 ルディラ・ディーパ
Lv. 10 敵全体に火属性16%の6連撃。敵が状態異常なら威力3.0倍。
CT 1
特殊能力 紫電 / 再生 / [滅殺]マリーンキラー
主な入手方法 通常進化
進化・契約前 【繁栄】ヴィシュヌ
通常進化
進化素材
幻獣契約1
契約素材
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 [サンドラの異常現象の調査経過報告書より]

サンドラの辺境に聳える巨大な岩山。
人の手を象ったかのような
奇岩が無数に聳える神秘の山である。
この山をシューニャ族は神の降り立つ霊峰と定め、
遥か古の時代より信仰の対象としてきた。

僧侶を目指すシューニャ族の若者は、
成人の日を迎えると必ずこの山に登る。
そして山頂のほど近く、
神の掌と呼ばれる巨岩の上で真言を唱えるのだ。
これは若者が僧として認められるための
避けては通れない通過儀礼である。

この儀式の際、多くの若者は
何か巨大なものの存在を感じ取る。
岩山の頂き、頭上に煌々と輝く太陽に。
白い岩肌を照らす太陽の光に、
彼らが信じる神の姿を。

神の姿を目にすることはシューニャ族にとって、
また僧を目指す者にとってこの上ない瑞兆である。
そのため、なんとなくひと目神の姿を捉えようと
白く輝く太陽を見続けた結果、
多くの若者が視力を失ったという。

下山日を過ぎても降りてこない息子達を心配した
家族が山頂を目指すと、彼らは意識を失ったまま
地に伏せていたという。
なんとか意識を取り戻したかれらは、
開口一番こう言った。

神の姿を見た。
そして神は今もなお自分の前にいる、と。

ある者は半漁半人の姿をしていると告げた。
ある者は斧を振るう賢者の姿をしていると告げた。
ある者は宙を支える亀の姿をしていると告げた。

彼らが興奮気味で告げた神の姿は
いずれもバラバラで一貫性が見られない。
話の内容が取り留めもないことから
神秘的な体験の高揚感によるものだと判断されたが、
数カ月が経っても改善されることはなかった。

以前とは人が変わったかのような若者に家族は嘆い
た。
周囲の人々も若者は失明したことで
気が触れてしまったのだろうと哀れんだ。
若者の魂は山の頂きに取り残されたのだとも囁かれ
た。

見えない誰かと会話をしているような素振り。
不吉な出来事を見ていたかのように語る。
学んだはずのない古の言葉を壁一面に書き記す。
こうした若者の奇行から
周囲の同情はやがて冷遇に変わっていった。
若者の家族はいっそ神の意思に委ね、
若者を山に取り残したほうが良いのでは……と
思案するまでに追い込まれていく。
彼らの手を差し伸ばしたのは
他ならぬシューニャ族の寺院だった。
どんな形でも若者が望んだ寺院に
身を寄せられるなら、と家族も承諾し、
若者は引き取られていった。
それから寺院では失明した若者達が
ひっそりと穏やかに暮らしているという。

と、いうのがシューニャ族の間に伝わる民話だ。
シューニャ族の石窟から出土した巻物に
詳細の内容が残されていた。

巻物によると霊峰で失明した者には、
稀に予知能力を開花させる者がいたそうだ。
川の氾濫や蝗害などの、人命に関わる災害を
予言していたのだと書かれていた。
寺院の僧侶達は彼らを保護し、
その予言を聞いては危機を回避するため、
裏で奔走したらしい。

ではなぜ、失明した若者に予知能力が備わるのか。
巻物によれば太陽とその光はシューニャ族が信奉する
世界の繁栄と平穏を維持する神の化身とされている。
太陽を長時間見続けたことで
神の力が目に焼き付けられ、
サンドラの平穏を揺るがす大事態を感知するように
なったのではないかと推測されているようだ。

この推測が正しいのであれば、
シューニャ族が神と崇められる存在は
少なくとも人間に害を与えるとは考えにくい。
サンドラの異常な自然現象が彼らによるものなら、
その理由は一体なんなのだろうか。
白い岩山からそう離れていない場所で
発見されたシューニャ族の石窟。
次回の調査地である石窟にて
この異常現象の答えを得られることを願う。

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