ID 2411
ユニット名 【聖夜】ヘンゼル
CV 井上 雄貴
レアリティ ☆5
最大Lv 70
タイプ 重戦士
属性
HP 5034 1800 6834
攻撃力 1621 400 2021
防御力 1497 400 1897
スピード 1799 790 2589
リーダースキル 嫌われたとしても
戦闘開始時、1度だけ味方全体に自動蘇生をかける
フォーススキル1 初雪の匂い
Lv. 7 自身の防御力2ターン50%ダウンし、闇属性の218%単体攻撃。超高確率攻撃力50%ダウン。
CT 3
フォーススキル2 危うげな手の支え
Lv. 7 HP50%消費し、味方単体のスキルクールタイムを5ターン短縮する。
CT 0
特殊能力 リバース / 1の祝福[3] / 反撃[強] / 呪い攻撃 / [強]マリーンキラー
主な入手方法 イベント限定
進化・契約前
通常進化 【雪に潜む影】ヘンゼル
進化素材 大帝粒×30、闇帝石×10、闇帝晶×5、神帝晶×1、200000ゴルド
幻獣契約1 【星降る夜に】ヘンゼル
契約素材 【樹海の精】ドリアード×3、【超人鳥】ペサギドーン×2、【微笑】エルホワート×1、【闇の誘手】レギオタズマ×1、200000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 上がる息、伝う汗。
さきほどから走り続けたせいで、身体が重い。
ヘンゼルは息を整えようと、一度立ち止まった。

時を遡ること数時間前、
ヘンゼルとグレーテルはあの港町に立ち寄っていた。
これまで見てきた街や村の中でも
随一の賑やかさと、街の独特な構造に
グレーテルは浮足立っていた。

魚がずらりと並んだ屋台から
魚介類をその場で、調理するお店へと
グレーテルが足早に覗いていく。

人が多いこともあって、迷子になりやすいから
側から離れるなよ、と注意したというのに。

そんな港町で、グレーテルが、迷子になった。

いや、グレーテルはきちんと
見ていなかった自分も悪い。
今まで見てきた街とは、また趣の違う雰囲気に、
グレーテルも気が弾んだのだろう。
きっとまだ近くにいるはずだ。
あたりを見渡せば、すぐ見つかるはず。

そう思っていた時期が、ヘンゼルにもありました。
探し回して数時間が経過しても、
グレーテルは見つからなかった。

呼吸も幾分楽になったところで、汗を拭う。
いくら人の多い港町だからと言って、
ここまで見つからないなんて。
まさか! はっと、ヘンゼルは息を呑んだ。

もしかして、遭難……?

いやいや、そんなわけないだろ……。
落ち着け落ち着け……。
深呼吸を数回。
よく考えるんだ。なぜこんなに
グレーテルが見つからない?

いくら警戒心の薄いグレーテルといえど、
知らない大人にはついていくなと、
口酸っぱく教えている。
誰かについていくことは、まずないだろう。
どこか一箇所で長居している可能性も否定できない。
だとしたら、一体どこへ――。

グレーテルが居そうな場所を思い浮かべようとすると、
背後から、ヘンゼルの名を呼ぶ声が聞こえてきた。
思わず顔を上げて、後ろを振り返ると、
両手になにやら一杯抱えたグレーテルが
小走りでこちらまでやってくる。

グレーテルの姿を見た瞬間、
安堵で張り詰めていたものが解かれていく。
大丈夫か、怪我はないか。
とグレーテルを気遣うように問う。
グレーテルは息を整えながら、大丈夫よ、と答えた。

聞けば、グレーテルもヘンゼルを探して
ここをくるくる回っていたのだという。
そこまで聞いて、思い出した。
この街の特殊な構造を。
中心にある広場から円形になっている構造を。

つまり、お互いを探して、
同じ道をくるくる回っていたのだ。
ヘンゼルが足を止めたおかげで、
グレーテルがヘンゼルに追いつくことができた。

無事でよかった……。
……それはそうと、手にしている荷物は一体。

訝しげに、荷物を見つめていると、
グレーテルは、あのね! と嬉しそうに声を上げた。
いわく、ヘンゼルを探し回っている時、
美味しそうなものがあったから、
一緒に食べようと買ってきたとのことだ。
次々に、パンや果物などを見せてくる
グレーテルを見て、笑みが零れてきた。

本来は怒る場面かもしれない。
けれどヘンゼルには、
グレーテルに何もなかっただけで十分だった。
じゃあ、早く戻ってそれをいただこう、と
手を差し伸ばす。
グレーテルは嬉しそうにヘンゼルの手を取ると、
二人で仲良く、宿へと戻っていった。

(c)BANK OF INNOVATION 該当画像の転載・配布等は禁止しております。