ID 2174
ユニット名 【要塞の姫】フェンテ
CV 河瀬 茉希
レアリティ ☆5
最大Lv 70
タイプ パラディン
属性
HP 4225 2800 7025
攻撃力 1499 300 1799
防御力 1679 500 2179
スピード 1793 460 2253
リーダースキル 要塞の姫
[パラディン]のユニットのスキル攻撃力を45%アップ
フォーススキル1 振り抜いた剣
Lv. 7 光属性の127%全体攻撃。防御力無視。HP半分以上なら威力2.0倍。初期CT3。
CT 3
フォーススキル2 ラクリマブレッザ
Lv. 7 光属性の198%単体攻撃。高確率麻痺。初期CT2。
CT 2
特殊能力 2回行動[弱] / 先制 / ボルテージ / 樹属性キラー / アーチャーキラー
主な入手方法 セレクトチケット
進化・契約前
通常進化 【清廉なる雫】フェンテ
進化素材 大帝粒×30、光帝石×10、光帝晶×5、神帝晶×1、200000ゴルド
幻獣契約1 【命繋ぐ剣】フェンテ
契約素材 【粘性獣】ウロデラディダ×3、【本の精】ストリアピクシー×2、【水獣王】サヴェジガスト×1、【雷光】トロヴァロ×1、200000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2019年5月7日
ユニット紹介 砂漠のどこかに存在する要塞集落の片隅。
まだ幼い少女が、要塞に住む人々の視線から
逃れるように、片隅で一人泣いていた。
早く止まって、早く止まって。
ただただそう願いながら、溢れる涙を
何度も拭っていた。

――フェンテ?
そこへ、聞き慣れた声が耳に飛び込んできた。
少女の母の声だった。
母の声につられて、思わず振り向く。
母の姿と心配そうな顔を目にして、
涙がより一層こみ上げてきた。

ついに耐えきれず、母の胸に飛び込み、
堰を切ったように号泣し始めた。
何かを察した母は、少女が落ち着くまで
優しく少女を抱きしめた。
涙は枯れていないものの、
少し落ち着きを取り戻した少女に、
母が事情を尋ねた。

父が、兄に剣の手ほどきをしている時、
父の剣が運悪く、
兄の手を切ってしまったのだという。
予想に反して、出血が多かったため、
兄がもしかしたら死んでしまうのではないか。
そんなのは嫌だ、にいさま死なないで。
と泣いてしまったのだという。
要塞の姫が、こんなことで涙を零すなと、
父と兄から叱責されたが、
涙がとまることはなかった。
周りの従者たちの視線に、居たたまれず
訓練場から逃げるように、飛び出し、
誰からも見られることのない、この隅で
一人涙が止まるのを待っていたのだという。

ごめんなさい。ごめんなさい。

諌められた時の感情がぶり返してきたのか、
肩を震わせて、繰り返し謝罪の言葉を口にする少女。
母は、優しく抱きしめた。

フェンテ、今はお泣きなさい。
誰かのために涙を流せるのは、
優しさの証なのですから。

そして、少女を抱擁から離し、
正面に膝を付いた母が、優しく説いた。

でも、あなたが大人になったら、
容易に涙を見せてはならない時が来ます。
要塞の姫として、人々を導く者として、
一人の人間として。
涙を堪えるのは、とても大変だと思います。
でもその時が来たら、
あなたの優しさを強さに変えてくれますか?

母の問いに、少女は肩を震わせながら、
わ”がり”まぜん”ん”
と絞り出すように答え、再び泣き始めた。
それを見た母は、苦笑を浮かべ、
少女を再び抱き寄せた。

女性は腕の中で、少女をあやしながら
子供である少女には、
まだ早かったかも知れない、と思った。
でもいつか、少女が大きくなったら
また伝えれば良い。
そう願いながら、少女の涙が止まるまで、
母はずっと抱きしめていた。

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