ID 1892
ユニット名 【半魔の少年】ヘンゼル
CV 井上 雄貴
レアリティ ☆6
最大Lv 140
タイプ 重戦士
属性
HP 7154 2680 9834
攻撃力 2491 630 3121
防御力 1847 350 2197
スピード 2569 820 3389
リーダースキル 世界に2人だけだとしても
戦闘開始時、1度だけ味方全体に自動蘇生をかける
フォーススキル1 契りの鉈
Lv. 10 自身の防御力を2ターン30%ダウンし、樹属性の240%単体攻撃。高確率石化。
CT 2
フォーススキル2 ディルクルム・アラベスク
Lv. 10 味方単体のスピードを2ターン50%ダウンし、味方単体のスキルクールタイムを4ターン短縮する。
CT 0
特殊能力 リバース / 呪い攻撃 / 光属性耐性 / [滅殺]マリーンキラー
主な入手方法 幻獣契約
進化・契約前 【不遇の子】ヘンゼル
通常進化 【禁忌の瞳】ヘンゼル
進化素材 大帝粒×90、碧帝石×30、碧帝晶×15、100000ゴルド
幻獣契約1
契約素材
幻獣契約2 【みなしごの領主】ヘンゼル
契約素材 【童話】ヘンゼルとグレーテル×1、100000ゴルド
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2018年8月5日
ユニット紹介 『お前と見たもの、聞いたもの。
 全部俺が覚えていてやる。だから……
 2人でどこまでも行こう、グレーテル。』

小さな宿の一室、
グレーテルがベッドに横たわり、眠っている。
その寝姿を横目に、ヘンゼルは荷物の中から、
兎と猫のぬいぐるみを取り出した。

これは、二人が移動サーカスに訪れた時の
記念品に購入したものだ。
人混みの中で、グレーテルが迷子になってしまい、
久しぶりに肝が冷えたことを覚えている。

窓辺にぬいぐるみを座らせると、
その周りに小さな動物の置物を配置する。
このぬいぐるみたちにも友達を作ってあげないと、と
息巻くグレーテルが、人形の町で購入したものだ。
グレーテルが次々と置物を買おうとして、
ヘンゼルが慌てた記憶がある。
全部は無理だから、どれか選べ、と言うと、
グレーテルはうんうん小一時間悩んでいた。

机に飾るのは、大小の額縁。
大きめの額縁に飾られた風車の絵画は、
二人で見た景色を描いたものだ。
初めてみる風車にはしゃいだグレーテルが
羽根が回る原理を究明すると言って、
その場から動かないものだから、
急遽その場で、ピクニックをすることになった。
結局、羽根が回る原理は分からずじまいだが、
サンドイッチがとっても美味しかったわ、
とグレーテルが嬉しそうに語った。
今度こそ、風車の謎が解けるだろうか。
念の為、サンドイッチを用意しておいた方が、
よさそうだな、ヘンゼルが苦笑を浮かべる。

小さな額縁に飾られた青いリボンのような花は、
グレーテルの好きな花だ。
何度誕生日を迎えても、
必ずといっていいほど、この花を選んでいた。
何度か前の誕生日には、
急な嵐に見舞われて、
花が買えなかった事があったため、
押し花のものを用意してある。
いつも初めてみるはずなのに、グレーテルは
まるで宝物を見つけたかのように、喜ぶのだ。

これから目覚めるグレーテルは
きっとこれらを覚えていないだろう。
でも、今はそれでいい。
ヘンゼルにとって、見慣れたものだが、
グレーテルは何度も新しい喜びを見出す。
それがヘンゼルにとっての救いで、
喜びになるのだから。

飾り付けを終えたヘンゼルが、
部屋の扉を閉めようとして、振り返った。
再び扉を開けたら、また最初からだ。
初めての人に会う時は、挨拶をしなければ。

そうだよな? グレーテル。

その問いに、まるで返事をするかのように、
グレーテルが寝返りをうった。
おやすみ、グレーテル。良い夢を。
起きたときにまた、はじめましての挨拶をしよう。

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