ID 1887
ユニット名 【無垢の子】グレーテル
CV 本宮 佳奈
レアリティ ☆5
最大Lv 70
タイプ 妖精
属性
HP 4808 2220 7028
攻撃力 1906 940 2846
防御力 1177 480 1657
スピード 1959 940 2899
リーダースキル あたしを連れ出して
光属性の敵から受けるダメージを25%軽減
フォーススキル1 少女の癇癪
Lv. 7 火属性の21%攻撃を20~30回連続攻撃。中確率呪い。敵が状態異常なら、威力2.0倍。
CT 6
フォーススキル2 懸命な手当て
Lv. 7 味方全体のHPを42%回復し、状態異常を回復する。
CT 4
特殊能力 円環 / リバース / 呪い攻撃 / 光属性キラー / 重戦士キラー
主な入手方法 セレクトチケットY4
進化・契約前
通常進化 【夢見る瞳】グレーテル
進化素材 大帝粒×30、紅帝石×10、紅帝晶×5、神帝晶×1、200000ゴルド
幻獣契約1 【半神の少女】グレーテル
契約素材 【微笑】エルホワート×3、【巨人】スルト×2、【時の使者】クロノグスタ×1、【天に叛く者】イブリース×1、200000ゴルド
幻獣契約2 【玉蟲色の泡】グレーテル
契約素材 【超越の使者】ヨグ=ソトース×1、【微笑】エルホワート×1、200000ゴルド
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2018年8月5日
ユニット紹介 床に置かれたその小さな箱には
色とりどりのクレヨンが収めている。
目を輝かせたグレーテルには、それがまるで
世界の色が収まっている宝石箱のように思えた。

灰色の壁に囲まれたグレーテルが、
根気強く何度も懇願したところ、
神父はやっと降参したかのように
クレヨンを渡してくれた。
この鮮やかなクレヨンで、
灰色の壁をキレイな色に塗り替えてしまおう。

何を書こうかしら、と唸ること数分。
閃いたように、クレヨンへ手を伸ばした。
まずお母さんを描こう。
小さいころにいなくなってしまったお母さん。
あたしのお母さんの色は――。

固まったように、手が止まる。
お母さんの髪の色、目の色、着ていた服の色。
記憶が曖昧で不鮮明で、思い出したくても、
何かが邪魔をするように、うまく思い出せない。
お母さんはどんな人だったっけ?
髪は長かった?微笑みとえくぼはあったかしら?
何色だったっけ?どんな色だっけ?

――目。
そう目の色、目の色だけは、
なんとか思い出せそうな気がする。
まずはいろんな色で塗ってみよう。
お母さんの目に近い色を見たら、
何か思い出せるかも知れない。

赤を手にして、瞳を塗ってみた。
違うこれじゃない。
紫を手にして、瞳を塗ってみた。
違うこれじゃない。
紺を手にして、瞳を塗ってみた。
……違う、これでもない。
黒を手にして瞳を塗ってみた。
黄を…にして瞳を塗ってみた。
赤を…にして瞳を塗っ…みた。
橙を手…して…を塗って…た。橙…手にして…を塗っ
てみ…。…を手にして…を塗って…た。…を手にし…
…を塗って…た。…を手にして…を塗…てみた…を…
にして…を塗っ…みた。瞳…手にして…を塗……み…
………手にして…を……て……。…を…にし……を…
…て……。………にして…を……てみた………にし…
…を……て…た。………に………を…………。………
に…て…を…………。……………て…を…………。…
………………を………た……………………を…………
………手…し……を…っ…み………て…………………
………………………………………………………お……
……………………………か………………………………
………あ……………………………………………………
……………………………………………さ………………
………………………………………………………………
………………………………………………………………

――食事を携えやってきた神父が
部屋の外からグレーテルを呼ぶが、返事がない。
何かあったのでは、と急ぎ扉を開けると、
そこには様々な色が合わさって出来た玉虫色の大小
さまざまな円が、壁一面に描かれていた。

その異様な壁に向かい合うように座り、
クレヨンを手にして一心不乱で円を描くグレーテル。
背後に立つ神父の気配に気づいた
グレーテルは振り返ると、
屈託なく満面の笑みを浮かべ、こう言った。

『見てパパ! お母さんを描いてみたの!』

(c)BANK OF INNOVATION 該当画像の転載・配布等は禁止しております。