ID 1910
ユニット名 【超越の使者】ヨグ=ソトース
CV ???
レアリティ ☆6
最大Lv 99
タイプ 魔族
属性
HP 6708 2220 8928
攻撃力 2046 940 2986
防御力 2027 480 2507
スピード 2479 940 3419
リーダースキル 世界食す混沌
[魔族]のユニットの攻撃力を40%アップ
フォーススキル1 全にして唯一なるもの
Lv. 10 味方全体の攻撃力1ターン50%ダウンし、敵全体の攻撃力を2ターンの間、58%ダウン。
CT 2
フォーススキル2 融解する滅び
Lv. 10 光属性の29%攻撃を20~30回連続攻撃。中確率で呪い効果を付与。
CT 6
特殊能力 リバース / 呪い攻撃 / 無属性耐性[強] / 闇属性耐性 / [滅殺]シャーマンキラー
主な入手方法 通常進化
進化・契約前 【旧き秘法】ヨグ=ソトース
通常進化
進化素材
幻獣契約1
契約素材
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 [ある兄妹の語らい]

『痛くないか、グレーテル。』

少年の言葉に、少女は短く首を振って微笑んだ。
その手は少年の手を取るように重ねられている。
少女の背からは玉虫色に輝く羽根が伸び、
その体を包み込むように湾曲していた。

やっと全てを思い出した。
少女がぽつりと口にする。
でも、それはきっとお別れの合図なのよね。
少女が寂しげに呟くと、少年は重ねた手を
ひときわ強く握り締めた。

『また会えるさ。』

何度別れても、忘れられても、また出会ってみせる。
そう約束する少年を、少女が顔を上げて見つめる。
うん、と幸せそうに細めた少女の瞳から
涙が幾粒もこぼれ落ちた。

『あのね、ヘンゼル。』

少女を包み込む羽根が、繭のような形へ変わる。

『あたし、風車を見たのは初めてだったの。
 それから、湖ってとても大きいのね。
 海がそれより大きいだなんて信じられない。』

繭が少女の体を覆う。

『マドレーヌを食べたものも初めてだったわ。
 あんまり美味しくてヘンゼルの分まで食べたっけ。
 ねえ、あのこと怒ってたりしない?』

さあな、と少年が笑うと
少女が嬉しそうに繋いだ手を揺らした。

『ヘンゼル。2人で何度も星を見たわね。
 流れ星を見つけるのは、
 ヘンゼルの方が上手だったわ。』

繭に隔てられ、少年と少女の手が離れる。

『ヘンゼル。
 あたし、とっても……幸せだった。』

少女の笑顔を遮るように繭が閉じる。
やがて、あたりに静寂が訪れた。

『……俺もだ。
 おやすみ、グレーテル。』

少年の言葉に答える声はない。
しかし、少女を包んだ繭が、
呼応するように仄かな光を宿した。

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