ID 1877
ユニット名 【炎竜の化身】シュルーズ
CV 谷地 克文
レアリティ ☆6
最大Lv 99
タイプ ドラゴン
属性
HP 5528 2000 7528
攻撃力 2586 580 3166
防御力 2022 400 2422
スピード 2594 660 3254
リーダースキル 竜騎士の狩猟
全てのユニットのスピードを30%アップ
フォーススキル1 炎竜の咆哮
Lv. 10 味方単体のHP25%消費し、火属性29%の16~20回連続攻撃。防御力無視。
CT 4
フォーススキル2 黒き灼熱
Lv. 10 味方単体のHP25%消費し、火属性の218%単体攻撃。高確率CT1遅延。
CT 3
特殊能力 2回行動[強] / 先制 / 飛行 / 樹属性耐性 / [滅殺]シャーマンキラー
主な入手方法 幻獣契約
進化・契約前 【火竜の騎士】シュルーズ
通常進化 【騎竜の死神】シュルーズ
進化素材 大帝粒×90、紅帝石×30、紅帝晶×15、100000ゴルド
幻獣契約1
契約素材
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 0年0月0日
ユニット紹介 シュルーズの相棒である
赤黒の千年竜との出会いは、今より数年前に遡る。

シュルーズがふと目を覚ますと、
あたりは薄暗く、天井が低いことに気づいた。
手に平で床を撫でると、
冷たくゴツゴツと固い手触り。

ここは何処だ、と記憶を辿る。
最後の記憶は、北の大地ヴァルファーゲンにて
猛吹雪に見舞われたところ、
突如現れた幻獣の襲撃にあって――。
そうだ、あの幻獣はどうなった。

勢いよく起き上がろうと、
力を込めたところで全身が固まった。

鋭い痛みが全身を駆け巡り、動こうにも動けない。
思わず零れたうめき声に反応するように、
低い天井――と思っていたモノが音をたてて、
ゆっくりと蠢いた。
自身を覆っていたものが無くなり、
身体に冷気がまとわりつく。
光が差し込み、自分が横になっている場所が
岩で出来た洞窟だと、シュルーズは認識した。

一体、誰がここへ。

そんな疑問が思い浮かんだ時、
赤黒い竜が、シュルーズを覗き込んできた。

意識を取り戻して早くも危機的な状況。
しかしシュルーズを見つめる
千年竜の瞳に敵意はない。
……ように感じた、少なくとも今は。
じっと、自分を見つめる目に、
シュルーズはゆっくりと、竜に手を差し伸べた。
竜はシュルーズの手に近づき。息を吸い込む。
一呼吸したのち、まるで猫のように、
差し伸べられた手に顔をこすりつけた。

何はともあれ、とりあえず、
竜の朝食にはならずに済みそうだと、
胸を撫で下ろす。
それからというものの、甲斐甲斐しいと呼ぶには、
些か手荒な千年竜の世話のおかげもあり、
怪我も幾分ましになった。

洞窟の出口から顔を出し、外を眺めると、
まわりは雪に覆われた石の山脈だった。
洞窟から先は、断崖絶壁で、
常に強風が吹き荒れている。
とてもではないが、一人では降りられそうにない。

ここから出る手段は一つだけだ。

そんなシュルーズの内心を悟ってか、
千年竜が大きな身体を伏せ、
シュルーズを見つめている。
意を決し、背中に跨ると、
上体を起こした竜が、洞窟の穴から飛び立った。

冷たい風が身体を吹き抜けていく。

山と山の隙間を縫うように滑空していき、
やがて白い氷に覆われた
ヴァルファーゲンの大地が眼下に広がった。

竜の背中を掴んでいる手が震えている。
しかしそれは、恐怖から来るものではなく、
何か、足りなかったものを
初めて捕らえたような、そんな歓喜からだった。
竜に騎乗し、空を翔ける――。
自分はこうあるべきだったという、
確信めいたものを感じた。

この竜と出会う前には戻れそうにない。
責任を取れと言わんばかりに、
笑みを口端に浮かべ、手に一層力を込めた。
まるで返事をするかのように、
竜の咆哮が白い大地に響き渡った。

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