ID 968
ユニット名 【常夏の教師】ティオラ
CV 岡嶋 妙
レアリティ ☆5
最大Lv 70
タイプ
属性
HP 5833 1450 7283
攻撃力 1578 630 2208
防御力 1323 400 1723
スピード 1061 320 1381
リーダースキル 引率先生の点呼
闇属性ユニットのスキル攻撃力を30%アップ
フォーススキル1 ダークアサルト
Lv. 7 闇属性の258%単体攻撃。相手の防御力を無視してダメージを与える。
CT 3
フォーススキル2 大人のポーズ
Lv. 7 3ターンの間、自分自身が覚醒する。
CT 0
特殊能力 [強]獣キラー / [強]ナイトキラー
主な入手方法 セレクトチケットY2
進化・契約前
通常進化
進化素材
幻獣契約1 【最強の引率】ティオラ
契約素材 【千本棘】パララゼリス×3、【海溝の魔女】モリア×2、200000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2016年7月17日
ユニット紹介 『海は綺麗で、大きいわね~。
 ……で、ここはどこの海?』

常夏を感じさせる日差しが
きらめく水面に反射している。

悩みなんて忘れて、砂浜でゆったりと横になる。
タウゼンレジャーのカラッとした空気の中で
真夏の日差しが全身に優しく降り注ぐ。
それは下品な刺すような光ではなく、
包み込むような、柔らかだが確かな陽光。

じりじりと肌を焼く光線を浴びていると、
胸元からじんわりと汗が染みだしてくる。
寝転んだまま、隣の机に手を伸ばす。
よく冷えた極彩色のトロピカルジュース。
手に取り、ごくりと一口飲むと、
甘く冷たい水が喉を通り全身へと広がっていく……。

『……ぷはー、最高ね~。』

ティオラは全てを忘れて常夏の楽園を楽しんでいた。
勿論、全てを忘れてはいけないのだが……。

彼女は今、修学旅行の引率中である。
だが彼女の周りに生徒は1人もいない。
彼女の周りどころかこの国にいるのかもわからない。
どこに転送されて飛ばされたのかもわからない。

だが、真夏の蕩けるような陽射しは
そんな些細な事など忘れさせてしまう……。
いや、忘れてはダメなのだが。

と、女性が叫ぶ声が聞こえた。
同時に子供たちの悲鳴。
ティオラが顔を上げるとそこには
子供たちの集団を襲おうとする幻獣と、
その前に立ち塞がる1人の女性の姿が見えた。

『私の生徒に手は出させないわ!』

恐らく彼らも修学旅行でこのビーチにやってきて、
幻獣に遭遇してしまったのだろう。
震えながら、それでも両手を広げ
自分の生徒を守ろうとしている女教師の姿を見て、
ティオラは立ち上がる。
熱い砂浜が足裏を焼く。

『どうやら悪い子がいるみたいですね~。
 お仕置きしちゃいますよ。へ~んし~~ん!』

気の抜けた声を発しながら、
ティオラがヘンテコなポーズをとった。
まるで男を誘惑するような
ちょっとだけ色っぽいポーズ。
そんなポーズを恥ずかしがる事無く思いきり。

それと同時に、彼女は光に包まれた。
光の中から現れたのは水着姿の美しい女性。

いつもの気の抜けた態度からは
ちょっと想像できないような、
大人の魅力のティオラ先生。

その光景を見た子供たちがわーっと歓声をあげる。
「へ、変身だー! 変身したよこの人ー!」
笑顔で子供たちに手を振るティオラ先生。
1人1人の要望に応えてちゃんと握手もする。

ぽかんとその光景を見ていたのは
子供たちの引率の先生と、一匹の幻獣。
熱い砂浜をひょいひょいと飛び跳ね、
彼女たちの前までやってくると、
引率の先生に優しく手を振る。

『もう大丈夫ですよ~。実は私も先生なんです~。』

こんな先生がいるのか?
浜辺で水着姿に変身する先生なんて聞いた事がない。
でも、実際に今、
目の前でポーズを決めて立っている。

彼女こそ、常夏の引率魔導士(生徒は行方不明中)、
ティオラ先生その人なのだ。

彼女の手から放たれた水鉄砲は、
水着の魔力で通常の何倍もの威力を発揮し、
幻獣を海の彼方へすっ飛ばしてしまった。

お~、すご~いと呑気に拍手している。
その姿に呆気にとられていた引率の先生だったが、
我に返ると彼女の手を握りしめ、
生徒を助けてくれてありがとうとお礼をした。

その言葉を聞いている内に、
ティオラはふっと思い出した。

『ん~、夏の海は楽しいけど~、
 きっとあの子達と一緒の方が楽しいよね~。』

うん、そうだ。そうに決まってる。
だったらすぐ学院に戻ってあの子達を迎えに行こう。
水着の魔力を使えば転送の魔法陣も作れるだろう。

ティオラ先生のバカンスはそうして終わった。

水着姿で突然学院に現れて、
皆を驚かせるのはこの1分後の話である。

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