ID 882
ユニット名 【孤高の連弾】チェレスタ
CV 佐藤 奏美
レアリティ ☆6
最大Lv 140
タイプ アーチャー
属性
HP 7930 2320 10250
攻撃力 1719 450 2169
防御力 1934 480 2414
スピード 2677 730 3407
リーダースキル 神宿りの森の賛歌
全てのユニットのスピードを30%アップ
フォーススキル1 アマービレ・スォーノ
Lv. 10 味方単体が戦闘不能になった時、戦闘不能から復帰し、HP58%回復。
CT 4
フォーススキル2 グランディオーソ
Lv. 10 味方単体の攻撃力を1ターンのみ153%アップ。
CT 4
特殊能力 [滅殺]魔族キラー
主な入手方法 通常進化
進化・契約前 【天賦の才】チェレスタ
通常進化
進化素材
幻獣契約1 【無限の友奏】チェレスタ
契約素材 【音波の羽】ディソナゲイズ×1、【三頭獣】ケルベロス×1、【惑声】セイレーン×1、100000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2016年5月25日
ユニット紹介 『グランディオーソ、壮大に。』

クリアランドの海岸を望む広場は
路上演奏家たちの格好の披露の場となっている。

演奏の腕がものを言うその広場は、
拙い演奏に容赦がない。
その日、幼い少年が弾く演奏は
通行人たちの嘲笑の的になっていた。

道往く人々はその演奏に眉をしかめ、
時には哀れな目を少年に向け、左右に首を振り、
時には明らかな侮蔑の視線を落としていった。

少年は目の前を通り過ぎる侮辱と嘲笑に耐え、
懸命に楽器を鳴らし続けていた。
その瞳には次第に涙がにじみ、
悪化した視界のせいでさらに音を外す結果になった。
悲壮な少年を呆れた顔で見つめる通行人は、
ますます増えていった。

と、突然。
少年の奏でる音に重なるようにして、
鍵盤楽器の音色が空気を切り裂いた。
思わず振り返った人々の前に一人の少女がいた。
少年の隣で、少年の鳴らす音に合わせるように
勇壮な音を奏でる一人の少女。その音色が放つ熱量は
広場を通る人々が思わず足を止めたほどである。

観客同様、呆気に取られてチェレスタを見上げる
少年に、チェレスタは険しい視線を投げると
仕草で演奏の続きを促した。

少年の音を包み込むように、上乗せするように。
チェレスタの奏でる壮大な音色は
広場の人々の心を捕らえて放さなかった。

しばし、広場は二人の演奏の虜になった。

しばらく後、
夕日に染まる広場は感動の余韻を静かに残していた。

普段は絶対に他人と一緒に演奏したりしない。
少年の演奏が下手すぎて見ていられなかった、
演奏家がバカにされるのが我慢ならなかっただけ、
あざ笑う人たちを見返してやりたかった、
などなど、などなど……。

チェレスタは10以上もの言い訳を念入りに繰り返し
礼を言う少年の元を逃げるように去って行った。
少年の記憶に残る去り際のチェレスタの顔が
赤く染まっていたのは、
夕日のせいだけではなかったのかもしれない。

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