ID 565
ユニット名 【風の魔法使い】セーラ
CV 朝日奈 丸佳
レアリティ ☆6
最大Lv 150
タイプ ソーサラー
属性
HP 0 0 11342
攻撃力 0 0 2117
防御力 0 0 3156
スピード 0 0 3421
リーダースキル 幼なじみのアドバイス
全てのユニットの攻撃力を30%アップ
フォーススキル1 ちょっと!早くしなさいよ!
Lv. 10 味方単体のスキルクールタイムを4ターン短縮する。
CT 3
フォーススキル2 プラントシード
Lv. 10 味方単体が戦闘不能になった時、戦闘不能から復帰し、HP78%回復。
CT 3
特殊能力 水属性耐性[弱] / 石化耐性[弱] / [滅殺]妖精キラー
主な入手方法 潜在解放
進化・契約前 【優等生】セーラ
通常進化
進化素材
幻獣契約1 【緑風の魔女】セーラ
契約素材 【炎の女王】バーミリア×2、【大公爵】ダンタリオン×1、【森奥の烈拳】リンダ×1、100000ゴルド
幻獣契約2
契約素材
幻獣契約3
契約素材
幻獣契約4
契約素材
幻獣契約5
契約素材
実装日 2018年4月9日
ユニット紹介 『私の力を見せてあげる。』
ルーベルク魔術院の優等生セーラは、
大きな壁にぶち当たっていた。

彼女は昔から風を操る力に憧れていた。
学院に来る前から多くの本を読み
風の魔術について学んでいた。
そのお陰で授業では成績優秀。
理論も技術も完璧……だった。
最初のうちだけは。

授業のレベルが上がり、高等魔術を扱うようになると
途端にうまくいかなくなった。
鋭い風を操り紙きれを均等に切り裂く事ならできる。
だがそれでは「優」の判子は貰えなかった。

強き風だけではいけない。
弱き風も操れなければならない。
教師の手から放たれた優しい風は
紙きれを空中で停止させる。
だが自分がやると、紙きれは破れてしまうのだ。

『あなたの風には優しさが足りない。』

教師の言葉にセーラはひどく傷ついた。
誰よりも風の魔術が好きなのに。
誰よりも頑張ってきたはずなのに。
彼女は1人、悔しくて部屋で泣いていた。
するとドアを叩く音が聞こえた。

『やっほぉ~♪ 見て見て、セーラ。
 キューコンさんいっぱい捕まえたよぉー!』

いつもの能天気な声。
いつもの間の抜けた笑顔。
だけど今日は、いつものそれが癇に障った。

『うるさいわね! 出てってよ!』

言ってすぐに後悔した。
レイジーに当たってどうするんだ。
自分はなんて最低なんだ。
でも彼女は気にせずいつものように笑っていた。

『おやおやぁ? 機嫌悪いのかなぁ?
 そういう時はキューコンさん鑑賞が一番だよ~♪』

その日の夜、ふと目を覚ましたセーラは
隣でキューコンに埋もれて眠る親友の顔を見た。
よだれを垂らしたいつものマヌケ顔。
だけど今日は、いつものそれが愛おしかった。

その時、母の子守歌のように優しい風が
レイジーの頬を撫でた。
セーラは自分が片手を上げている事に気が付いた。

『……あ、できた。』

翌日、セーラは「優」の判子を貰った。
あの子にありがとうと言うべきなのだが、
でも改まって言うのはなんだか恥ずかしくて、
まだ言えないままでいる。

いつか素直になれたら言おうと
それだけは心に決めている。

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